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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

夢違

小説

 

夢違 (角川文庫)

夢違 (角川文庫)

 

 

 

〈感想 △〉

Amazonのレビューで知ったのですが、以前放送していたドラマ「悪夢ちゃん」の原案の本らしいですね。

波風はあれど今とは大きく変わっていないであろう近未来において、人が見た夢を記録し可視化する「夢札」と、解析を行う「夢判断」の物語。

主人公浩章はこの夢判断を職業としており、予知夢を見た第一世代である古藤結衣子は兄の婚約者という間柄で、結衣子は過去に亡くなっていると思われていたものの、浩章自身を含む周囲で見かけられることが多くなります。

500ページ弱ありますが、読み終わってみると案外短かったような気がします。

全体的に現実なのか夢なのかが曖昧な描写が続き、空気感が変わっていて面白かったです。

紙風船が出て来る夢札の描写は、なかなか臨場感があってすごかったですね。

犯罪の調査や災害の推測にも使われていたり、小ネタも含めて科学的裏付けがあるように書かれているも、最後の解決が超次元的なところで賛否が分かれそうな作品だなと思いました。

「悪夢ちゃん」は子供でも楽しめる作りのようですが、こちらは大人目線の物語ですね。