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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

封印されたグリム童話

西洋の文学

 

封印されたグリム童話 “削除

封印されたグリム童話 “削除"された最も残酷でグロテスクな33話

 

 

 

「白雪姫」「ヘンゼルとグレーテル」など、誰にとってもおなじみの童話が集められたグリム童話

最終的に七版まで刊行されたグリム童話には、残酷すぎる、描写が性的すぎるなどの理由で削除されたものがあり、この本にはそれらの話のうち33本が収録されています。

グロテスクなグリム童話を求める人にはぴったり合った、平和な童話が好きな人には刺激の強い一冊です。

 

収録されているのは「サヨナキドリとメクラトカゲ」「ふうがわりな食事会」などなど。

「子どもたちの屠殺ごっこ」「青髭」は、収録作品の中でもメジャーな物語だと思われます。

短いと1頁のみ、多くても挿絵を足して10頁程度なので人がバタバタ死んでいく。

好みなのは「柩の中の王女と墓守」。人は死にますけれどハッピーエンドです。

残酷な話が多いのですが、「まぬけのハンス」など、中には読後にほっこりするような物語があります。

そして、やはりもとが子供の物語であるために、文章はとても平易で読みやすいです。

残酷な物語を抵抗なく読めるのであれば、ちょっとした時間に読む物語として良いかもしれません。