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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

後宮陶華伝 首斬り台の花嫁は謎秘めし器を愛す

ライトノベル

 

後宮陶華伝 首斬り台の花嫁は謎秘めし器を愛す (コバルト文庫)

後宮陶華伝 首斬り台の花嫁は謎秘めし器を愛す (コバルト文庫)

 

 

 

シリーズ4作目です。今作のヒロインはなかなかおちゃめでかわいいです!

作品ごとにテーマが違う本作ですが、前々回が料理、前回が織物ときて、今回は陶磁器です。

その設定も毎回よく練られていて、とても面白いです。

 

三人の公主の長女鳳姫は不実の子ながらも皇帝には真公主として愛されており、彼女を后に迎えたいとしてやってきたのは、野蛮な国と名高い鬼淵国の王、神狼。

神狼には以前王妃がいたものの逝去しており、その王妃を殺したのは神狼であるという噂があったり、他にも不穏な噂がありました。前回の氷希とは少し違う暗い背景のヒーローです。

実を言うと鳳姫が既刊のどこに出てきていたかは読み返さないと分からなかったりします。

今回は主人公が公主だからか、後宮のドロドロ感は無く、家族の関係に重きが置かれている作品だと思います。

もちろん鳳姫と神狼の徐々に心を通わせていくような穏やかな空気感も好きです。最後の豚野郎と罵倒され〜には笑ってしまいました。

個人的に気になったキャラは遊宵。最初は、意外と女々しいというか、読みながらじれったく感じるところもありました。しかし終盤で鳳姫に抱きしめられるところが非常にぐっときます……

巻を重ねるごとに面白さが増していっている作品です。帯にもある通り、この巻から読んでもまったく問題はないです。次も楽しみ。