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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

かがみのなか

児童書

 

怪談えほん (6) かがみのなか

怪談えほん (6) かがみのなか

 

 

 

今日は連日の寒さから一転して暑い日でしたが、たまにはホラーなども。

こちらは岩崎書店から出ている怪談絵本シリーズで、どうやら第一期と第二期がありこちらは第二期のようです。

少しずつ読み進めていたのですがここで一冊面白かったものを紹介します。

 

生活の至る所にある「鏡」。見ない日はなく、見るとあべこべにものを映し出し、たまに嘘をつくこともあります。壁にかかっている鏡だけでなく、スプーンなど自分の顔を映し出すものは他にも……

絵柄もあるのでしょうが、大人が読んでもぞくっとします。

鏡の向こうにはあべこべの世界が広がっている、という想像は子供の頃に誰しもしそうなものですよね。

しかもこの作品、意外と向こう側の世界が楽しそうなんです。暗い色が使われているわけでもなく、絵柄が大きく切り替わるわけでもなく、住人たちはみんな笑顔。使われているモチーフもモンシロチョウで、字だけなら可愛いらしいくらいです。

ただ卒業生が寄贈した巨大な鏡に引き込まれるところはとても動きのある絵になっていて、背筋が寒くなりました。

自分の部屋の全身鏡も、ずっと見てると何かが映ったり……しませんかね。恐怖心の取り出し方が巧みなシリーズです。