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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

グレート・ギャッツビー

西洋の文学

 

グレート・ギャッツビー (光文社古典新訳文庫)

グレート・ギャッツビー (光文社古典新訳文庫)

 

 

 

フィッツジェラルドは20世紀初頭に台頭したアメリカ出身の作家です。

某ドキュメンタリー番組を見てからずっと気になっていました。

本作はフィッツジェラルドの三作目の長編小説であり、第一次世界大戦後に「狂騒の20年代」と言われたアメリカの雰囲気がありありと伝わってくる作品でした。

 

夜ごと盛大なパーティーを開き、あらゆる富を持っていると思われたギャッツビーの真の目的は、かつての恋人であるデイジーを取り戻すこと。しかし密造酒の取引に手を出したりし、物語は悲惨な結末を迎える……というストーリーです。

新潮文庫版と療法手元にあるのですが、こちらの古典新訳文庫の方が分かりやすい気がします。

独特の輝かしさを感じられる文章で、当時のアメリカの世相がこういう雰囲気だったのだろうかと思いました。

ギャッツビーの一途な情熱は、ポジティブに捉えようとしても執念と呼んだ方が良いようなところがあり、読んでいてハラハラしました。

最後の数ページの寂寥感が最も印象に残っています。こういった空気感の作品が迎合されていたというのが、更に興味深いです。

独自の空気に包まれていますが、テーマは現代にも通じるものがあるように思える一作でした。