読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

悪いことをして罰があたった子どもたちの話

児童書

 

悪いことをして罰があたった子どもたちの話

悪いことをして罰があたった子どもたちの話

 

 

 

文章は1907年にヒレア・ベロックによって発表され、それにエドワード・ゴーリーが絵をつけた、というのが本作だそうです。

他のゴーリーの絵本と同じく、非常に淡白な内容です。

子供が悲惨な目に遭う、という点では「ギャシュリークラムのちびっ子たち」に似ていますね。ゴーリーの絵本では一番好きな本です。

 

原書に収められた12編のうち、7編にイラストがつけられたのがこの絵本です。

とはいえひたすら悲惨な目に遭うわけではなくて、悪いことをし、それがきっかけで不幸が起こる教訓的なエピソードばかりになっています。

前述の作品と違うのは必ずしも死ぬとは限らないというところです。

最初の「ジム 乳母からにげてライオンに食われた子の話」がインパクトも相まって一番教訓的じゃないかと思う一作になっていました。

フランクリン・ハイドのエピソードはシンプルに終わっていますが、これもなんだか死んでいそうな気がします。

ちなみに、残りの5編のうちの1編、「レベッカ ふざけてドアをばたんと閉めて悲惨な死を遂げた女の子の話」が文章として収録されています。

不思議と、なんとなくこんな感じ、というところで絵柄が想像できてしまいます。

日本の教訓めいた内容のものとはまた違う趣があって、それほど残酷でもないので子どもに(半ば脅しのために)読ませても問題ないのでは、と思います。