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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

後宮饗華伝 包丁愛づる花嫁の謎多き食譜

ライトノベル

 

後宮饗華伝 包丁愛づる花嫁の謎多き食譜 (コバルト文庫)

後宮饗華伝 包丁愛づる花嫁の謎多き食譜 (コバルト文庫)

 

 

 

なんだかんだで年度初め、上期の区分では後半に突入しました。久しぶりの更新となります。

以前ブログで感想を書いた「後宮詞華伝」とは同じ世界観の作品で、時系列的にはこの作品の方が後になるようです。

前作の内容からよりパワーアップしていて面白かったです。

 

都の飯屋「天仙飯庄」で働いていた鈴霞は名門貴族の栄家の言により、栄家の娘になりすまして後宮へ行き、皇太子妃になります。

一ヶ月だけ令嬢としての修行を積んだものの、料理人としての血が騒ぐのか鵞鳥を追いかけ回したり雲が包丁に見えたりと、なかなかコミカル。

しかも皇太子の圭鷹は自分で食事を作るのに料理下手という設定で、序盤のいざこざが面白かったです。

繋がりはありつつもそれぞれ独立した三本のエピソードからなっており、どれもサスペンス風味でしたが、二作目の「恋と杏仁茶」が一番面白かったです。

サブキャラクターの芙羅は背景があまりにも重いのですが、悲壮すぎず最後に恋が成就する感じは読んでいてとてもすっきりしました。

前作のキャラクターならびに関係者が軒並み悲しいことになっているのが少々残念でした。

利害の一致とはいえ、班太后が最後の最後で主人公達の味方になる展開が好印象でした。

軽いところは軽く、重いところはしっかり重いさじ加減がとても良かったです。