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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

後宮楽園球場 ハレムリーグ・ベースボール

ライトノベル

 

 

 

いつから積読にしていたのかわからないほど前から我が家の本棚にあった一冊。

少女小説の舞台で後宮といえば、だいたいこんな感じかなと予測がつくレベルでよくある舞台設定ですが、こちらは少年向けラノベです。

しかし主人公は女装した男子、寵愛を争って行われるのが野球という、ぶっ飛んだ設定が面白い作品でした。

 

皇帝暗殺を目論む少年、海功(カユク)は香燻と名を改めて後宮に侵入し、新入り宮女となるものの、そこは野球によって寵愛が争われる女だらけの世界でした。

後宮に野球、加えて世界設定は東ヨーロッパ系の異世界と、個人的には珍しい設定のオンパレードでしたが、どれも上手く調和していました。

もちろん後宮の物語なので、かわいい女の子もいっぱい出てきます。名付けのセンスがとてもいいなと思いました。みんな名前がかわいい。 

野球については、知識皆無であっても楽しめる作りになっていました。

描写がなかなか際どいと思うところはあるのですが、ちょっとドキドキするようないい際どさです。

暗い背景のキャラがいつつも、後宮における女性の鬱屈さとかそういうのがさほど感じられないのが好感触でした。

終盤のオレンジの果汁をかけあう場面が好きです。

現在2巻まで刊行されていますが、3巻以降も出るようならば読みたいなと思う一作でした。