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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

死にカタログ

メンタル

 

死にカタログ

死にカタログ

 

 

 

死ぬってなんだろう。子供時代に誰もが一度は必ずぶつかる問題です。

東京メトロの「家でやろう」のポスターでお馴染みな著者の寄藤文平さんの実体験を交えつつ、数多くの雑学とともに死について考えることが出来る1冊です。

イラストが軽いので悲愴感は少ないものの、内容はいたって真面目です。

 

死とは何かを、宗教や死因、国ごとの平均年齢や死亡者数などで考えていきます。

やはり趣味の問題か、読んでいて面白かったのは「死のカタチ」と「死のものがたり」でした。

「死のカタチ」では死に対する捉え方や埋葬の方法が宗教別・民族別・その他諸々の視点で紹介されています。

パラレルワールドに行く(アイヌ民族)」など知らない考え方も会って目からウロコでした。

「死のものがたり」は「死のイメージは、死ぬまでの物語がつくる。」という本文中の一文より実在した人物や架空の世界の物語に登場するキャラクターの死ぬまでの人生や死に際が描かれています。

理想的な死なんてないんじゃないかって思わざるをえない章でした。

あと、日本の映画配給収入ランキング20位の映画のうち9割は人が死ぬ(子供向け映画を除けばほとんど、うち5割は大量に死ぬ)は覚えておくべき情報であると感じます。

終わり方がちょっと感動的で、印象深い1冊でした。