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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

殺人特区

小説

 

殺人特区 (ハーパーBOOKS)

殺人特区 (ハーパーBOOKS)

  • 作者: リンゼイカミングス,村井智之
  • 出版社/メーカー: ハーパーコリンズ・ ジャパン
  • 発売日: 2016/02/17
  • メディア: 文庫
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SF作品を新規開拓したいと思って本を探していた時に、ジャケットとタイトルにホイホイされました。

舞台が近未来で、なおかつディストピア。大変好みです。

帯を外すと、無機質に感じられるジャケットの印象が変わるのも良いです。

 

人口が爆発的に増加し食糧難に陥った世界では、裏で人々が粛清され、人知れず人口の調整がなされていました。

本編は400頁弱の長編なのですが、メドウが仕事を得るべく女と殺しあう最初の50頁だけでも読み応えがありました。

メドウとゼファー、二人の視点で交互に進行するので、物語は非常に読みやすいです。

ジャケットに書かれた「殺人特区」というタイトルのところに、小さく「The Murder Complex」と原題が書かれているところから分かるように、どうしようもない事情で淡々と死んでいくのではなく、人が人を殺すことに意味を持たせる作品だという印象。

それはもうバッタバッタと人が死んでいきます。

ボーイミーツガールものかなと思いきやとんでもない展開になっていき、グイグイ引きこまれました。

読みやすいのはもちろんのこと、挿絵のイメージも手伝ってライトノベル的なスピード感がありました。

続編のタイトルは「The Death Code」だそうです。和訳が出るのを楽しみに待っていたいと思います。