読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

魔女殺しの英雄と裏切りの勇者

ライトノベル

 

 

 

MF文庫J、とてつもなく久しぶりに手にとったレーベルのような気がします。

もともと少女小説のレーベルでお見かけした作家さんだったのですが、気になって勝ったはいいもののずっと積んでいました。

少年向けライトノベルの世界で踊る少女向けレーベルのキャラクターたち、という印象の作品です。

 

ルカの師匠エスベルトは魔女を倒す唯一の存在である勇者であったものの魔女に寝返り、師匠を追い真実を知るためルカは勇者を目指すというエピソードです。

一巻で非常に清々しく覚えるのが好感を持てます。

師匠を盲信しながらも向こう見ず過ぎるルカ、ルカを支える良人のアランなどキャラクターが非常に分かりやすいです。

なかなか世界に入り込めず迷いましたが、ルカより先に勇者に任命されたヘレミアスが死亡するあたりから面白くなってきました。

勇者が魔女を討伐するというサイクルは終りを迎えるものの、相応の代償があり、完全なハッピーエンドではなかったのが良かったです。

尺の都合もあるのでしょうが、少年向けライトノベルですし、終盤はもっと盛っても良かったのではないかなと思いました。

でも、ヒロインはヒーローを破って別の理解者と余生を歩むという、少女小説であってほいしバッドエンドの姿である気がします。