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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

2015年上期のオススメ

まとめ記事

※ この記事で扱っている作品は、全て当ブログでは個別記事がないものとなります。あらかじめご了承下さい。(2015年10月下旬)

 

 

 

早いもので、2015年もあと2ヶ月半で終了です。

そうこうしているうちに2016年の手帳が売り場に置かれ、ハロウィーンが終わればクリスマス、それが終われば年の瀬……早いですね!

 

そうしたら2015年のオススメを決めたい……と思っていたのですが、はたと。

このブログは8月の記事が今のところ最古記事となっておりますが、その年のオススメを年末にだけ決めるのは少々不満がありました。

私にとって、良い作品の印象は段々と上書きされていくので、年の始めの方で読んだ本は強烈な作品でないとどうしても不利になります。

そして最近のエンタメ小説の中には、ライトノベルに分類するべきかどうかわからない本が多数……小説とラノベで記事を分けてもあまり意味が無い状態です。

かといって一つの記事で20作近く書き連ねるのは気が引けます。

何より、ブログを変える前の7月までの間にも良い作品はたくさんあったのに、それをプッシュしないのは良くないのでは?(ブログを変えた経緯については説明書きを御覧ください)

 

ということで、前置きが長くなりましたが2015年は上期と下期に分けることにしました。

カテゴリは、今回はこのブログにおける「小説」と「ライトノベル」の2つのみとさせていただきます。

これらのカテゴリのいずれかに分類されている作品で、一人の著者につき1冊という点のみをルールとして、2015年1月〜7月の間のオススメを順不同に紹介していきます。

 

 

 

皇女アナスタシア 〜もう一つの物語〜 (コバルト文庫)

皇女アナスタシア 〜もう一つの物語〜 (コバルト文庫)

 

前作の「大帝の恋文 ロマノフ大公女物語」同様、ロシアが舞台の作品です。

前作ももちろん良かったのですが、私的にはこちらのほうが好きです。

恋愛もあり、歴史小説としても手堅さもあり、なぜアナスタシアがエカテリンブルクで死んだことになっているのか判明する場面は感動する1冊です。

是非ネタバレを見ずに読んでいただきたいです。

 

 

キネマの華 (講談社文庫)

キネマの華 (講談社文庫)

 

こちらはイラストで購入した1冊です。

舞台は昭和初期、激動の時代を生きていたスター木下千鶴の生涯を描いた作品。

昭和の雰囲気そのままに、ドロドロした女の闘争が読みたい方にオススメです。原題の「流転の薔薇」もいい感じ。 

最後の章を読んでいたたまれない気分になるか、それとも黒い笑みが浮かぶかは読み手次第です。

 

 

ミツハの一族

ミツハの一族

 

大正時代の北海道が舞台の、不思議な力を持った一族の幻想的な物語。

短編連作形式のミステリーで、ファンタジーの要素もありますが最後がまさかの展開になっています。

それぞれのトリックを楽しむというよりも、各登場人物の立ち位置や世界観を味わう作品のように感じます。

悲しい話が多いものの、物語全体に漂う空気感がとても好きな作品でした。

 

 

螺旋時空のラビリンス (集英社オレンジ文庫)

螺旋時空のラビリンス (集英社オレンジ文庫)

 

私にとってのオレンジ文庫1冊めがこちらの作品でした。

コバルト文庫の新人賞出身の作品で恋愛かとおもいきや、なかなか本格的なSF作品、主人公も男の子です。

時間を超えるのが便利な技術かと思いきや、しっかりシビアなところが残っているのも好感触でした。

SFはあまり読まないという人でも楽しく読めるのではないでしょうか。

 

 

この作品は作者買いイラストレーター買いです。もはや鉄板です。

こちらは11世紀イタリアが舞台で「カノッサの屈辱」が起こるまでのマティルダの少女時代や事件の裏側が描かれています。

少女小説だと思って油断して読むと非常に辛いことになりますが、過酷な境遇でも戦い続けていく素晴らしいロマンスでした。

私はこの時代についてはほとんど知識無いものの、十分楽しめます。

 

 

ひとしずくの星 (富士見L文庫)

ひとしずくの星 (富士見L文庫)

 

王道のファンタジーで最後が切ない、安定して楽しめる作品です。 

大切なものを守るため、運命に抗ってこそのラノベ的ファンタジーだと改めて思います。

児童書と少女小説ライトノベルの良いところを集めた作品という印象です。

最後はいわゆる「バッドエンドに見えるが主人公たちにとってはおそらくハッピーエンド」ですので、そういう物語が好きな方は是非。

 

 

凍花 (双葉文庫)

凍花 (双葉文庫)

 

好みのタイトル及びジャケット、書店のポップも合わさって手にとった1冊です。 

三姉妹の長女が次女を殺し、なぜそのようなことになったのか三女が解明に踏み出す物語です。

胸糞悪いところも多々あるのですが、結びが意外と暖かくて、ただのイヤミスの類ではなかったのが印象的でした。

知ってる人の日記が目の前にあっても絶対に読んではいけないと深く思いました。

 

 

女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)

女王はかえらない (「このミス」大賞シリーズ)

 

ルルル文庫で本が出ていたのを知っていたので、ある意味作家買いと言える1冊です。

スクールカーストが定着したクラスに都会のからの転校生が来ることで勢力図が崩壊していき破滅するという、恐ろしい小学生の物語です。

無邪気な残酷さが際立っていて、ラストはなんとも壮絶です。

タイトルも秀逸ですし、ミステリーはあまり深く考えずに読むタイプの方であれば楽しく読めるのではないかと思われます。

 

 

 

以上8作品を2015年上期のオススメにしたいと思います。見事に女性作家の作品ばかりが揃いました。

本のチョイスは前のブログの空気をかなり引きずっていますね。

ですが色々と違う本にも手を出しつつある2015年下期は違う雰囲気になると思います。対比としても面白いかもしれません。

下期は「小説」「ライトノベル」「児童書」に加えて「エッセイ」も含める予定です。

もう少しジャンル的にもバラけるといいなと思います。