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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

孤独のグルメ

コミック

 

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

孤独のグルメ (扶桑社文庫)

 

 

 

タイトルだけならかなり前から知っていた漫画です。

輸入雑貨を扱う仕事をしている井之頭五郎が一人で何かを食べる、それだけの物語。

ヤマもオチもないのになんだか癖になる作品なのです。

 

原作の久住さんは「花のズボラ飯」で初めてその名前を知りました。

同作品に登場する花の旦那「ゴロさん」はこの漫画の主人公ではと思っていましたが苗字も職業も違うので別人ですね。

結構昔の作品なので(2000年といえどもう15年前……)時代を感じるところもありました。

私の世代は「わざとらしいメロン味!」のメロンソーダとはおそらく違うメロンソーダを飲んで育った世代のように思われます。

この手のグルメ漫画は大抵食べているものを褒め称えるものなのですが、この作品はドライ過ぎるほどです。

それなのになんだか面白い。セリフもちょくちょく面白いものが入ります。腹もペコちゃん。

 真面目な絵柄、真剣な顔つきで一人飯を考えるモノローグが楽しいです。

 第13話「東京都渋谷区神宮球場のウィンナー・カレー」など最後は感動すら覚えました。コンビニの話も好きです。

グルメ漫画によくある「同じものが食べたい!」とか「こんなシチュエーションならそりゃ美味しいだろうなぁ」という感想も、この漫画では少し違う感じがします。

ひっそりと読んで楽しむようなタイプの作品でした。