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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

山口恵以子エッセイ集 おばちゃん街道 〜小説は夫、お酒はカレシ〜

エッセイ

 

山口恵以子エッセイ集 おばちゃん街道 ?小説は夫、お酒はカレシ?

山口恵以子エッセイ集 おばちゃん街道 ?小説は夫、お酒はカレシ?

 

 

 

私にとっての作家買いといえば、同名の作家の著書が出る度に買うというもので著者自身には大して興味が無かったりするのですが、山口恵以子さんは別。

今後の活躍が気になって仕方ない作家さんです。

そんな山口恵以子さんの波乱万丈の人生がこの1冊に詰まっています。エッセイ一本目がお酒の話というのがなんとも「らしい」です。

 

内容は主に、お酒と小説、お見合い、食堂のおばちゃんとしてのお話に分かれます。中間には写真もあり。

読み進めるごとに、これほどにまで堂々としていられるのは年の功だけではないような気がしてきます。

やっぱり松本清張賞受賞の前後のエピソードは面白いですね。

私も、なんだかんだで「月下上海」を手にとった本当のきっかけは「王様のブランチ」だったような気がします。

食堂のおばちゃん、と言ってもその食堂でのエピソードはなかなかに過激でした。

結構衝撃的なところもあります。33歳の時のお見合い写真が美しい!

「桜乙女の事件帖」のプロットを制作していたというのにも驚きです。

あちこちに心に残る言葉がたくさんあるのですが、一番なるほどと思ったのは「「女性ならではの視点」などありません。あるのは「作者ならではの視点」のみです。」の部分です。

読者へのエールもこれまでの人生を読んでから読むと、他の本とは重みが違います。

私も今の自分を頑張って生きたいなと思いました。