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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

平常心を鍛える 自衛隊ストレスコントロール教官が明かす「試練を乗り切るための心の準備」

メンタル

 

 

 

サブタイトルに惹かれて読みました。

自衛隊のストレスコントロール官である著者が、事故や自然災害に見舞われた際に受けるストレスの対処法について書かれてあります。

精神的な打撃は惨事を受けた直後にやって来る「ファーストショック」よりも、多少時間が経過してから生じる「セカンドショック」の方が心を痛めるという点が興味深いです。

 

2011年3月11日に発生した東日本大震災の際は、被災地にいた方もそうでない方も多くがPTSDに悩まされていたのではないかと思われます。

ファーストショックに関しては種々の本で語られていると思いますので省略しますが、セカンドショックの悪化に関わってくるのが「情報」と「疲労」であるという点は頷けます。

情報のコントロール方法が書かれている、三章の「「情報災害」から身を守る」は色々と応用ができそうな項でした。

現代社会ではどうしても情報過多になりがちですから、インターネットでの検索を自粛する、インターネット上だけの人付き合いを減らすなど、するべきことが考えられます。

ドラマとかで、過去に受けた心の傷が原因でグズグズしている部下や仲間を叱咤する人物がいる場面がありますが、あれは本来なら関係がそこで切れても仕方ない切り札であるというのも、留意するべき点でしょう。

自分に心当たりがある人や、周囲に悩んでいる人がいて助けになりたいと思っている人向けの1冊です。