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無量一読

わりとなんでも読む読書中心の感想ブログ。

新装版 緑の我が家 Home,Green Home

ライトノベル

 

 

私が「十二国記」で著者を知った頃、まだ入手できたかどうかは分からないのですが、この度新装版が出るということで読んでみました。

残穢」映画化に伴い、同じく「家」が絡んだこの作品も新しく出たのかもしれませんね。

怖いところはきちんと怖いものの、読後感はさわやかなホラーです。

 

父親の再婚がきっかけで家を出た主人公・浩志は「ハイツ・グリーンホーム」に住むことになります。

そこは近隣では有名ないわくつき物件のようで、奇妙な住民が住んでおり、無言電話から始まり奇怪な出来事が次々と起こります。

もともとライトノベルレーベルから出ていたことと、出版されたのが90年代(ここは重要だと思います)だということからか、そんなにキツい怖い描写はないです。

……と言いたいところなのですが、子どもが描いている絵と猫の死体はものすごく怖かったです。

意味ありげな住民の一人、主人公と同い年くらいの少年の修は本作のキーパーソンです。

浩志が絡んでいた、現在のグリーンホームがある地域周辺で起こったある事件の真相と最後は切ないところがありました。

ジャケットからホラーらしさが漂ってこないのも良いところです。